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不動産視点で選ぶ、医院開業・成功への5つのヒント:共用部から見る管理姿勢(第4回)

クリニック開業のヒント
不動産視点で選ぶ、医院開業・成功への5つのヒント:共用部から見る管理姿勢(第4回)

オーナーとの相性と信頼関係


開業時には、どうしても物件条件に意識が集中します。
しかし、長年テナント仲介をしていると、入居後になって、
「オーナーとの考え方が合わなかった」という相談を受けることがあります。

設備を直してほしい。
駐輪場を改善してほしい。
患者さんのために看板を変更したい。
そうした相談が出てくるのは、むしろ医院が長く営業している証拠でもあります。
問題は、そのときオーナーときちんと話し合えるかです。
契約時に賃料が少し安かったとしても、何かあるたびに対立していては、長い医院経営では大きな負担になります。

反対に、「地域に必要とされる医院を長く続けてもらいたい」という方向を
先生とオーナーが共有していれば、問題が起きても一緒に解決策を考えやすくなります。

物件を見るときに一度、「この人と10年、20年付き合っていけるだろうか」と考えてみてください。
これは賃料表には載っていませんが、長期的には非常に大切な物件条件だと思います。

 

医院の印象は診察室だけでは決まらない

 

新しい医院を作るとき、先生方は診察室や受付、待合室を非常にきれいに作られます。
しかし患者さんが最初に見るのは、医院の入口とは限りません。

ビルのエントランス。

エレベーター。

廊下。

階段。

トイレ。

これらも含めて患者さんは、その医院の「雰囲気」を感じます。
診療所内がどれだけ美しくても、共用廊下が汚れていたり、照明が切れたままだったりすれば、印象は変わります。
建物は年月とともに古くなります。それは避けられません。

だから大事なのは、「古くならないこと」ではなく、「古くなったらきちんと手を入れること」だと思います。

内覧するときには、自分が借りる区画だけを見るのではなく、ビル全体を一度見てください。
清掃状態、設備の状態、掲示板、照明などを見ると、その建物が日頃どのように管理されているのかが分かることがあります。

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