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不動産視点で選ぶ、医院開業・成功への5つのヒント:自身の直感とオーナー選び(第3回)

クリニック開業のヒント
不動産視点で選ぶ、医院開業・成功への5つのヒント:自身の直感とオーナー選び(第3回)

数字では測れない「直感」と街の相性

 

十分な市場調査を行い、賃料を比較し、競合医院を調べる。
それでも、最後に二つ、三つの候補地が残ることがあります。
そのとき私は、先生ご自身の感覚も大切にしていただきたいと思っています。

現地に立ったとき、
「この街だったら、自分はやってみたい」
「ここなら患者さんと長く付き合っていけそうだ」と感じるかどうか。

少し抽象的ですが、「ひらめき」や「相性」と言ってもよいかもしれません。
もちろん、感覚だけで何千万円もの開業投資を決めるべきではありません。
数字による裏付けは必要です。

しかし医院は、単に商品を販売する店舗ではありません。
先生自身が毎日のように通い、患者さんと関係を築き、長ければ何十年も診療する場所です。

だからこそ最後には、「自分がこの場所で白衣を着て診療している姿を想像できるか」
という感覚も大事なのではないでしょうか。

数字で見る街と、自分自身が感じる街。
その両方が重なる場所を探していただきたいと思います。

 

物件だけでなく「オーナー」も選ぶ


医院の開業物件では、賃料、広さ、立地、駐車場などを詳しく確認します。
しかし、もう一つ見ていただきたいものがあります。

「このビルを誰が経営しているのか」ということです。

医院は一度入居すると簡単には移転できません。
内装や医療機器に多額の投資をし、患者さんにも場所を覚えてもらいます。
つまり、ビルオーナーとは10年、20年という長い付き合いになる可能性があります。

そこで重要なのが、オーナーの考え方です。
医療テナントを単に「安定して家賃を払ってくれる借主」と考えているのか。
それとも、「先生が長く診療できる環境を作りたい」
「この建物を通して地域医療に少しでも役立ちたい」という考えも持っているのか。

これは募集図面には書いてありません。
ですから内覧時には、先生側からオーナーに質問してみてください。

「どういう思いでこの医療ビルを運営されていますか」
この一つの質問から、意外に多くのことが見えてきます。

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